カンカン照りの空。すっかり梅雨明けですわな。
夏といえば…なんだろうな? ロマンス!…でもないなあ。春のほうが恋したい。 海!だねえ。 焼肉!…なんでか。 山!これかなりそうね。うん。山。行ってねえな。最近。 夜!何だかもう、むやみに。夜! ビール!何だかもう、当たり前のようにね。 と、いう訳で。
世間的には(僕の周り的には)夏といえばロック!ってなことで、行ってきました。サマーソニック。
いやあ、こっちで夏のロックフェスって実は初めてかも。忘れもしない14の夏、某ソニーエリクソン氏と行った『ロックシティーサーキット』でザ・レッズとレピッシュとバービーボーイズ観て以来か? 未だに色々トラウマだけど(笑)。
実際あんまり好きじゃないんだよね、1回で一杯楽しむっつうのは。
AVで言えば(言うなって?)、女教師総集編!みたいな、一人の女優のカラミが7,8分で、全部で10人分くらい目一杯収録されているヤツ。何だかストーリーが無いから、もう後半はただの肉のぶつかり合い。もう何の先生だか生徒だかわからねえっつうの。
つうわけで、一人一人ジックリ堪能したい派なんですな。
んでもまー、今回はTHE STROKESとRADIOHEADが来るっつうことで、1万3千円奮発しましょーってなことにしました。
しかしまー、どこ見ても人、人、人。うっざー。ってまあ、夏フェスだもんね、しょうがないね。という訳でオッサンは千葉マリンスタジアムの内野スタンドでロック観戦を決め込むのでありました。
いやしかし、ストロークス! これ良かったあ。 その前のステレオフォニックスも素晴らしかったんだけど、やっぱり潔さっていう点でストロークス!でした。
1曲2分、怒涛のエイトビート。どこを切ってもエイトビート。あらあらあらあらのダウンピッキング。そういう意味ではバンド始めたばかりの小僧っこでも出来なくは無い(あのクオリティーでは絶対出来ないけど)んだけど、異常に曲のセンスが良いんですなあ。しかもバンドとしてしっかりまとまっている印象を受けた。
いや、ロックもなかなかいいじゃない!と久しぶりに思いました。
トリのレディオヘッドが登場する頃には、作り物みたいな三日月が空に現れ、何だかもう、それだけでスゴイ感じだった。
レディオヘッドはOKコンピューターのツアーで観て以来だから、5,6年ぶりになるんだけど、バンドとしてのまとまり具合がすごく良くなったなあ、と思った。 ただ、新曲系が野外フェスには相応しくないというか、ほとんどが尻ツボミで、余り印象に残らなかったのが残念。
RADIOHEADを聴きまくっていた95〜98年の記憶を辿るほどセンチメンタルでは無かったから、涙は出なかったけど、bendsやらmy iron lungやらOK COMPUTERやら、あげくの果てにはcreepをやられた日には、とても胸が熱くなりました。
んでも、芯の弱さを感じてしまうのは前回と変わらなかったなあ。まあ、そういうバンドなんだから良いのかもしらないけどね。
ラストに打ち上がった花火もキレイな、中々良いロックフェスでした。 |
|