おおっ。ETVで細野さんと小林克也が対談してるぞ。「増殖」の再来か?(笑)。何なんだ、この番組は? テレビブロス買っていない今、番組の予習ができないもんねえ。でも間に合って良かった。ふう。おっ、細野さんが宇多田ヒカルとベックを褒めとる。
細野晴臣・中沢新一共著の「観光」。これ、気になりますな。読まなくちゃならないね。「裸足で土の上を歩くだけで何かがわかる」。そう、そういう事なんだよね。
僕がテクノに対して一時期凄く拒絶反応を示していたのは、テクノが持つ無機質さが全く心に染み込んでこなかったからで、その頃はジョニ・ミッチェルとかニール・ヤングみたいな、すごくアコースティックなもんを聴いてた気がする。
でも、細野さんのデイジー・ワールド名義の作品とか、トータス、スクウェア・プッシャーなんかを聴くうちに、そんな先入観が取られて、だんだんと「有機的なテクノ」が判るようになった。もちろん、エイフェックス・ツインやオウテカも好きになった。そうやって音楽を聴いてみると、実は無機質なアコースティックが多いことに気付く。マスタリングのせいなんだろうが、アーティストの体温が伝わらない作品って多いと思いません? ま、そんなんはどうでもいいんで、放っときましょう。
んで、「歩く」ってことだけど、今日もまたまた終電を逃し(笑)、富士見ヶ丘〜吉祥寺を歩く羽目になっちまった。今回は酔っ払ってないんで、正確に時間と道順を追える。地図を見ると約4km。人の歩行速度は時速4kmだから、約1時間の散歩である。
オレンジ色の月を見ながら、随分と月を眺めていなかったことに気付かされた。
突然悪寒が襲ってきて、おかしいな、と思いながらしばらく歩くと、いきなり稲荷神社が出現したりした。もちろん、稲荷神社を過ぎてしばらくすると、悪寒はおさまった。不思議なもんである。でもま、ほんとに相性悪いんだろうね。
そういえば4年前の夏はよく、アパートから旧国分寺跡までの道を裸足で歩いた。アスファルトの熱を湧き水で冷まして、草むらに寝転ぶと、色んな音が頭の中で鳴り始めたもんである。そんなことを歩きながら思い出した。
人間の身体はとっても不思議で、色んなアンテナが張り巡らされている。そのアンテナを鈍らせないためにも、たまには終電を逃すのも悪くはないな、と思う今日この頃。とはいえ、現在28時。早く寝ろや、自分。 |
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