久しぶりに夢を見た。何だか、具合の悪い夢だった。
まず一つ目は、学校のキャンプのシーン。みんなで野原に居るんだが、日が暮れ始めてしまう。そこで初めて宿泊場所が無い、ということに気が付いてしまうのだが、突然、大きなイノシシが出現する。もののけ姫のおっこと主みたいな感じだ。彼は、こちらをちらと振り返って、また駆けていってしまった。パニックになった僕らは、近くのバンガローに移動しようとする。そして、就寝。目覚めた瞬間に次のシーンに移る。
二つ目の場所は新築前のボロイ実家。これはいつも見る夢と変わらない。新築した実家が夢に出ることはまず、無い。僕は曲作りをしている。台所ではおいしいスープの匂いがしている。そこに突如ゴキブリが出現する。コイツをいつものように、キンチョールを使って殺したつもりになった。でも、ちょっと目を離した隙に、殺したはずのゴキブリが、髪の毛が一杯絡まったコーム付きの茶色いドライヤーに変わってしまったのだ。その傍らには30cmほどのゴキブリの足が転がっていた。そして、奇妙なことが次々起こる。
ゴキブリの思考回路が、家に遊びに来てた友だちに移ってしまったのだ。彼は、僕を含めた家族を殺そうとしている。僕は必死で囮になって、彼の目を家族から離そうとする。でも彼は、そんな意図は承知している。それを知っているのに、僕をゆっくりと追いかける。僕は隣の家に逃げ込み、川が見下ろせる場所にそっと隠れた。すると、家に居たはずの家族が、僕を置いてきぼりにして、どこかへ出かけて行ってしまうのだ。ゴキブリもどこにもいない。
かくれんぼをしながら、ついに見つけてもらえなかった子供の気分だ。なんだか、ツライ。 |
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